∈∋∈∋∈∋ 『 わたし 』について ∈∋∈∋∈∋
はじめまして。蔵太 心(くらふと しん)と申します。
わたしは、某大手住宅メーカーを9年間勤め、2004年7月に退職しました。
1995年、建築士の資格が取得ができるとの募集要項を見て、設計部希望で入社したのですが、まずは研修を含め営業部で修行を積みなさい、と言うことで言われるがまま営業部配属となりました。
そして4回の転勤を経て、希望だった設計を一度も経験することなく営業部のまま退職することになったのです。
もちろん建築士の資格は試験すら受けさせてもらえませんでした。
でも、そんなことはサラリーマンの宿命。よくある話ですね…。
とは言いながらも、この会社での待遇や報酬に関しては、特に不満はありませんでした。たった一つだけ除いて・・・。
その一つとは、『 お客様に申し訳ない建物ばかり建築していた 』と言うことです。
家を建てようと思い始め、いろいろと資料請求をしてカタログを集め、あちこちの展示場を見に行って、どの住宅メーカーにしようか検討し、そして契約してから完成・引き渡しまでの数ヶ月の間におこる様々なドラマ。
わたしが在職中に見てきたこれらのドラマの中には、それはそれは悲惨なものも数多くありました。
わたしが2001年に担当した物件でこのようなことがありました。
自社支店間の成績争いの都合で完成代金の回収を急ぐあまり、基礎着工から最低でも4ヶ月はかけるべき工期をなんとたった45日で完成させてしまったのです。施主の要望で工期を縮めたわけではなく、あくまでも自社の一方的な都合によるものでした。
引渡後半年もしないうちに、基礎・外壁のひび割れが発生し、基礎内には雨水が浸入、階段のきしみ音、ビニールクロスのひび割れ、フローリングのカビ、押し入れ内ベニヤの色落ち、トイレ排水時のゴボゴボ音と言った数々の問題点を残しました。世間ではこのような住宅を『欠陥住宅』と呼びます。
すべて原因は明確で、適正な工期を経て家は建てなければならないのに、通常工期半分以下の超突貫工事の内容は『基礎が乾く前の土台敷き・外壁モルタルの塗り回数手抜き・関係下請け会社の値段のたたき合いと工期短縮による手抜き・その他多数』などなど、目を覆うばかりのずさんな工事。
しかし、
すべては利益向上と工期を短くしたための人為的に起きた事です。
施主は工事中に幾度と無く当社施工部に『急いでいないから丁寧に施工してほしい』と要求していたにもかかわらずこのような結果となり、当然施主は激怒し、建て直しなどの要求を突きつけてきました。
住宅メーカーは売られた喧嘩は必ず買うようで、裁判となりましたが、互いの水掛論議だけに時間がかかり、結局は和解案をもちかけられて金銭的な解決(不具合箇所の修復にかかる費用)に終わっただけでした。
しかし修復とは言っても、基礎内に雨水が浸入している箇所は直らず、外壁のひび割れは直してもすぐにひびが入ってしまう始末。その他の箇所についても完全に直すことはできませんでした。
結局は根本的な解決にならず、上辺だけの終結でした。
これで終わりですよ。考えられません。
我が国には、「欠陥住宅をつくった業者に対する法的な処罰がない」ようです。
この家の施主さんは今でも泣いています。後悔しても後悔しきれないと思います。
夢を抱いて自分の城を建てたのに、その大半は手抜き工事の傷跡が至る所に残り、日に日にその形相は無惨の一途をたどるのです。
※いまは品確法などにより消費者に有利な法律になってはいますが、それも完璧なものではありません。
住宅メーカーは『家を建てる』というドラマを最高のキャストで演出し、一生に一度かもしれない住宅の建築に、花を添えるのが仕事であったはず。
それなのに、自分たちの都合で工期を縮め、お客様の見ていないところで数々のミスや不手際を隠し、お客様に喜んでもらうための行動を放棄して、
『どうすれば早く残金がもらえるか』
『どうすればたくさん儲かるか』
『どうすればお客様に怒られないか』
『どうすればお客様に悪い箇所がばれないか』
と言うように、住宅メーカーとしてあるまじき姿にほとほとイヤになったわけです。
数多くある住宅メーカーの中で、わたしが勤めていた会社と同じように『存在すべきでない住宅メーカー』はたくさんあります。
ですから、展示場や電話などで住宅メーカーのセールスマンの人の良さそうな言葉遣いや、巧みな話術に呑まれてはいけません。
セールスマンは契約を取るのが仕事です。 施主さんと本当に親身になって話し合え、面倒見てくれる人は決して多くはありません。
今までの経験を糧に、これから家を建てようと思っている方々に、わたしが経験してきた住宅メーカーや建築会社、工務店の裏を知っていただくよう、『無料住宅アドバイザー』として皆様のお役に立てればと考えています。
どんなに小さなことでも、遠慮無くこちらよりご相談ください。
少しでも皆様の参考になれば幸いです。
――おことわり――
当サイトに記載されているすべてのコメントは、わたしが個人的主観から述べているものであり、世間一般論からかけ離れたものがあるかも知れません。
そのあたりは、元営業マンの経験から述べているものなので、正しくないかも知れません。
どうかその点はご勘弁いただきますようお願いします。