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∈∋∈∋∈∋ お客の前を歩く ∈∋∈∋∈∋

House Imageたいていの展示場では、初めてお越しになるお客様に対して、少しでも柔らかい印象を与えるように、女性スタッフがお客様のお相手をすることが多いのです。

しかし、常にお客様を連れて歩くかのように、前を歩く案内係は以外と多いのです。

案内係
いらっしゃいませ。本日は当展示場におこしいただきありがとうございます。ご案内させていただきます○○と申します。ささ、どうぞこちらからご案内させていただきます…。まずは和室からご覧ください。こちらは8畳ございます。お年寄りと同居される場合でも玄関は近いしトイレもすぐ横です。これは大変便利ですよねぇ

お客さん
・・・はぁ・・・。

案内係
こちらのリビングは22畳でございます。これだけの広さがあれば十分くつろげる広さですね。奥様のお友達をたくさん呼んでパーティも開けますネ。お子様がはしゃぎ廻っても全然窮屈じゃありません。最低でもリビングはこのくらいの広さがほしいですね!

お客さん
・・・(^^ゞ

しらけたムードになりました。
敷地35坪くらいで30坪程度の家を建てようと思っているお客さんだったら、この時点でこの説明は無駄になります。だって1階部分に8畳の和室と22畳のリビングがあったら、それだけで15坪になってしまいます。玄関もトイレも洗面もお風呂もキッチンも廊下も階段も付けられません。
これらを1階に部分にレイアウトすれば全部で低く見ても22坪~23坪になります。
建ぺい率が60%のところでも、35坪の土地なら建築面積は21坪までです。したがって、土地の大きさが足りないわけですが、案内係はそんなこと関係ありません。
とにかく最後の最後まで与えられた使命を全うするのです。

このようなマニュアル要素の強い案内は、その住宅メーカーの接客教育によるものです。

つまりお客様の前を歩き先行して要点を説明すると言うことは、主導権が案内係にあると言うことを象徴しています。お客様の事情などどうでも良いのです。
来場していただいたお客様を隅から隅まで案内すればそれでいいのです。

主導権が住宅メーカー側にあると言うような教育をしているところでは、この先建築をお願いしたくはありませんね。あくまでも主導権はお客様です。お客様の家を建てるのに、お客様が主導権を握れないなんて事はあり得ないのです。

もちろん、階段を上る際など、お客様の後ろにいては失礼にあたる場合を除きます。当然のマナーです。

もっと自由気ままに見学ができるようにできないのでしょうか?
どこの住宅メーカーも皆同じです。お仕着せの案内より、常にお客様に気を配りながらも距離をおいて質問があったらサッと答えるさりげない案内係がいても良いと思うんですが…。