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∈∋∈∋∈∋ 小部屋がたくさん ∈∋∈∋∈∋

House Image日本という小さな島国である以上、ある程度仕方がないのが敷地の狭さ。
世界的に見ても高い土地価格。
たった二つの条件でも、重なれば必然的に建物も小さくなってしまうわけです。

東京都内に行くと、敷地が十坪ほどのところに、三階建ての木造住宅がビッシリ並んでいるのを見かけたりします。はじめは三階建てのテラスハウスかと思ったのですが、そばに行ってみると建物がつながっていないのです。
というか、そばに行かないと建物がつながっているのかどうかが分からないくらい接近しているのです。
もし窓の位置が隣と同じ位置にあれば、確実に渡れます。と言うより、下に落ちることができないくらい間が狭いのです。
わたしは田舎ものですので特に感じましたが、東京は土地が高いので、このようにしないと家が手に入らないのだな~、とつくづく思ったものです。

しかし、どんな家でもその家庭にはライフスタイルというものがあって、自家用車の保有数だとか家族年齢や構成、趣味など、それぞれにマッチしたスタイルを住宅のプランに導入しなければなりません。

多くの住宅メーカーは間取りを提案する際は、住宅メーカーが保有している間取り集を参考に、お客様のライフスタイルを重ね合わせて提案するのですが、提案されたプランを見ると、案の定お客様のライフスタイルは反映されていないことが多いのです。

対面キッチンにしたい、和室が欲しい、浴室は広い方が良い、といったありきたりな提案は当然導入されているのですが、住宅メーカーの間取り集に載っていないようなプランは、仮にライフスタイルが要求してもあきらめさせてしまっているのが実情です。

そういった中で特に思うのは、二階の間取り構成に子供部屋と称して5畳以下の部屋を二つも三つもつくるプランがあまりにも多すぎると言うことです。
二階は一階に比べ間取りの自由度が高いので、小さな部屋をつくればそれだけで『4LDK』となるのです。
親子四人家族ですと、一階にリビングと和室、二階に親の寝室と子供部屋二つ。立派な4LDKです。
でもこの作りって、不動産業者がやっている建売住宅と何ら変わらないと思いませんか?

このように、子供部屋と称して小さな部屋を複数つくるのは『現在』のことしか考えていないプランなのです。
例えお客さんがそのようなプランを依頼したとしても、住宅メーカー側は将来まで見据えた提案をしなくてはいけないのです。
顧客のニーズがどうのこうのと理屈をこねるメーカーもありますが、将来使いにくくなることが分かっているのに、それをアドバイスしないのは問題があります。

こういう作りにしてしまうと、子供が独立して家を出てしまったときに、小さすぎて物置にしか使えません。ご主人の書斎にでもすればいい、とお考えになるかも知れませんが、それはそのときの行き当たりばったりの考え方です。そうではなくて、10年後20年後のことまで考えてプランをつくる必要があるのです。

具体的にどのようなプランをする必要があるのか?

それはその住宅メーカーの提案を期待してください。お客さんの生活にあわせた提案、お子様とのコミュニケーション、ご主人様のお仕事内容、奥様の趣味など、どのようなプランがいいかは住まわれる方のプランで変わってきます。

このような状況を瞬時に判断して将来を見据えて提案ができなければダメなのです。
住宅メーカーに備え付けの間取り集を押しつけているようでは話になりません。

そんなメーカー、多いんですよ。わたしが勤めていたメーカーもそうでした…。
本当ならテレビなどで特集をやっている「建築士」に設計してもらえれば一番なのですが、設計費はとっても高いのが実情です…。
でも本当にすばらしいプランを作ってくれるようです。