こんな住宅メーカーは要注意!

欠陥住宅を徹底的になくしてしまいましょう!

苦手な工事がある住宅メーカー

わたしが住宅メーカーに勤務していた時に実際にあった話です。

展示場にやってきたお客様がはじめに口にした言葉、

『お宅はタイコの梁がある家出来るか?』

案内係のパートの女性が、展示場内の事務所に来て『タイコの梁って何ですか?』と聞いてきたので、待機していたわたしがご案内させていただきました。

わたし
『いらっしゃいませ。タイコの梁ですか。つまり梁が見えるように施工されたいとお考えですね?できますよ。』

来場客
『おおおそうか!じゃあ壁は漆喰塗りにして屋根は銅板が良いんだがそれもできるか?』

わたし
『もちろんです。お客様は純和風の家がお好みなのですね?和風の家は洋風の家に比べますと非常に手間がかかる上、それなりの職人に施工をさせないと良い家になりませんからね。お値段少々かかってしまいますが、ご希望通りの施工はできますよ。』

来場客
『お宅は和風の家が得意なのか?こういった要望は多いのか?』

わたし
『イエ、恥ずかしながら、ご希望されているような建物を建築したことはありません。ただ、わたし個人がそのような家をとても好んでいますので、日々勉強しております。次に自宅を建て替えるときは、お客様が要望されているような家にしたいと思っております。』

来場客
『そうだったのか。どこの住宅メーカーに行っても、面倒くさそうな顔をして応対している奴が多い中、お宅はずいぶん楽しそうに話をしているから、てっきり和風住宅が得意中の得意なんだと思ったよ。でも一度プランをつくってもらえないか?』

わたし
『ハイ、承知しました。ありがとうございます』

この後、プランづくりのために上司を説得するのに1週間かかりました…。
なぜなら、
「施工実績の無いようなプランは受けるな。実際契約になったときに厄介だ。」
との命令でしたから。
融通の全く利かない、頭の固い上司に嫌気が差した瞬間でもありました。

その後上司と揉めに揉めながらも、このお客さんは契約になったのですが、建築期間中それはそれは大変だったのを覚えています。
施工部では対応しきれない材料の調達やら職人捜しまで、一緒になってあちこち廻りました。
今となっては忘れられない思い出ですが。

お客さんと契約に至るまでの期間にいろいろ話をしたのですが、お客さん曰く、どのメーカーもこちらの要望することに対して、
『土壁にするとヒビが入ってメンテナンスが大変』
『銅板拭き屋根の職人がいない』
『思った以上に費用がかかる』
などなど、いっこうに話を聞かないメーカーばかりだったそうです。
つまり既成の家しかやりたくなかったのです。
その中で和風住宅の老舗△△建設は、和風住宅はおろか数寄屋造りをはじめ社寺仏閣まで手がけているので話は良く聞いてくれたそうです。

なんで当社で契約していただいたのかを聞いてみると、
『△△建設は出来て当たり前の会社。お宅の会社は面倒なことと分かっていて、あえて挑戦しようと上司を説得してプランしてくれた。きっと良い家が建つと信じていたよ』
と言っていただきました。

たまたまわたしが、このお客様が要望しているような家を自分でも建てたいと思っていたことから、偶然にも契約に結びついたのですが、世の住宅メーカーは面倒くさいことはたとえお客様が要望していることであってかつお金を頂戴することが出来ても、引き受けないところが多いのに正直びっくりしました。

わたしはこのお客様の家を建てるにあたって上司にこんな捨て台詞付き条件を突きつけられました。
『引渡後のクレームは一切受け付けないからそのつもりでいろ』
と。

ひどい話ですが、どの住宅メーカーでも施工実績のない家を建てるのにはリスクが生じます。そのリスクを後々のクレーム拒否と言った形で抑えるという実に情けない住宅メーカーもあると言うことです。

そんなわけで、やりたがらないような工事がある住宅メーカーはパスしてください。
常に責任を持って対応してくれる営業マンとその住宅メーカーに出会えれば、きっと住み心地も快適な家になると思います。
施工したくない建物があるというメーカーさん、信頼されていませんよ。

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