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営業担当者の「おまかせください!」には惑わされないようにして

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これから住宅を建築するためには、住宅展示場に行って営業担当者と話をして、その住宅メーカーがどんな点に魅力があるのかを判断しながら家づくりを行っていくのが、普通の家の建て方。
あるいは親戚や知人に大工さんや工務店をやっている人でもいれば、そこにお願いすると言う手もありますが、アフターメンテナンスなど後々のことを考えると、あまり親類や知り合い関係に家づくりをお願いすることはお勧めできませんが…。
一般的には住宅展示場に行く方法が割合から見ても多いので、住宅メーカーの『営業担当者』の存在が重要なポイントになってきます。
営業担当者はお客様に対しては一生懸命です。
当たり前の話です。
自分から家を買ってくれるかも知れない大切な見込み客ですから。

営業担当者の仕事

営業担当者の本来の仕事は契約を取るところまでです。
契約が終了した段階で、担当するスタッフが増えたり変わったりします。
その後は設計、仕様打合せ、工事と言ったそれぞれの専門の部署にバトンタッチしていきます。
したがって、営業担当者は契約を取った後のことは全然分からないというのが通常の住宅メーカー業務の流れになっています。
営業がいつまでも一人のお客様に手取り足取りしていたら、大事な住宅展示場での営業活動に支障を来してしまいますから。

契約までの担当者なのに…

営業担当者の中には、胸を張って『わたしにおまかせください!』と言う人がいます。
契約までが営業の仕事なわけですから、きっと『契約まではわたしにおまかせください』と言うことなのでしょう。
それはそれで良いのですが、契約までまかせたとしても、肝心の家を建てる部分でまかせることができなければ意味がありません。

たとえば…

営業担当者
『先日は当社の展示場にご来場いただきありがとうございます。その後家づくりのご検討は進んでいらっしゃいますか?もしよろしければ、当社でもご検討いただけますようお願いいたします。一生懸命対応させていただきますので、是非よろしくお願いします!』

見込客
『そうねぇ~、まだどこで建てるか決めていないんだけど、お宅の家は地震とかでも大丈夫なの?少しでも丈夫な家でないと怖いからねぇ~』

営業担当者
『ハイ、もちろんです!当社の建物は震度7の地震にも耐えられるよう考えられていますので大丈夫です。』

見込客
『あら、そうなの?そんなに大きな地震が来ても大丈夫って言うなら安心ね。建物の保証とかもちゃんと付いているのかしら?建築中に会社が倒産しちゃった、なんて話しあちこちで聞くから心配なのよね…。』

営業担当者
『ハイ!その点もまったく心配ありませんよ。住宅完成保証制度というのに加入しておりますから、万が一当社が倒産しても、保証制度ががっちり守ってくれます。どうぞわたしにおまかせください!不安なことはわたしが全部取り除いて差し上げます!』

何をまかせろと言ってるのか?

この営業担当者が言っている『わたしにおまかせください』とは、不安なことを取り除く作業をまかせてくれ、と言っているだけで、家を建てると言うことをまかせてくれと言っているわけではありません。
家を建てるのはたいていがその住宅メーカーの下請けである外部の工事業者です。
住宅メーカーは現場監督が数日に一度現場を見に行くだけです。

営業担当者の「おまかせください!」には惑わされないように注意してください。

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