訪問電話

電話営業するなら電話をかける時間帯を考慮するのは当然のこと

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展示場やショールームに行って正直にアンケートに答えれば、必ずと言っていいほど電話がかかってきます。
ですから、住宅公園タイプの展示場に行けば、回った件数だけ電話が来ます。

来場いただいたお客様へ電話をかけて、来場のお礼をするのは礼儀だと考えています。
逆に、電話一つもかけてこない住宅メーカーは、社員教育を積極的に行っていない会社か、あるいは怠慢なやる気の無い営業です。
ですから、住宅メーカーが電話をかける行為自体、悪いことではないと思っています。

電話をかける時間の配慮

問題は、電話をかけてくる時間帯です。

住宅を検討し始める家庭の大半は『奥様』が発起人であると言われています。
その奥様が一日で一番忙しい時間帯と言えば18時から21時。
そんな時間を忙しいことと知ってか知らずか、無神経に電話をかけてくる住宅メーカー。

『先日は我社の住宅展示場にお越しいただきありがとうございました。その後住宅のご検討は進んでいらっしゃいますか?』

家事で大忙しの奥さんは、住宅の検討の前に夕飯の検討をしなくてはならない事態。
どんなに良いこと言われても、この忙しい時間帯に電話されたんじゃ、住宅購入に高ぶる気持ちも冷めてしまいます。

電話というのはかける側の一方的な都合で行います。
だからこそ、電話を受ける側に立って電話しなくてはいけないわけです。
朝早くあるいは夜遅く電話をするのは、まったく持って無神経な証拠で、社員教育がまるでできていないのです。
と言うより、社員教育以前に人間として良いことと悪いことの区別ができていません。
営業が抱えている見込み客を、片っ端から電話しまくっているからこそ、時間など全く考えない無神経な行動に出てしまうのです。
契約を取ることのみが自分の仕事、という考えが先行してしまい、人の都合が気にならなくなってしまうようでは、今後建築をお願いしたときでも、人の都合をまったく考えないプランが出来上がってしまう可能性もあります。
プランだけならまだしも、無用なオプションを押しつけられたり、要望しているものが住宅メーカーの都合で取り消されたりする可能性も大です。

電話をかける時間帯一つで、その住宅メーカーがどれほどお客さんのことを考えて行動しているかがよく分かるのです。
買う側も、住宅メーカーの知名度や規模の大きさなどに惑わされず、こういった小さな気を回して選択する必要があります。

配慮ある人なら、事前に電話をすることを来場客に告げ、電話をかけても良い時間帯を伺うくらいの心配りがあってしかるべきだと思います。

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